ヒブダイ Blue-barred parrotfish


Scarus ghobban (Forsskål, 1775)

砂をつくるブダイの秘密

体長約65cm。西太平洋を中心に、インド洋、東太平洋まで広く分布します。日本では紀伊半島以南のサンゴ礁域に分布しており、沖縄では「アーガイ」と呼ばれ食されており、ブダイ(イブラチャー)の中でも特に美味だと言われています。

雌雄同体であり、メスとして生まれ、大きくなるとオスに性転換します。オスは青緑色の鱗の周辺がピンク、メスや幼魚は黄色の体に水色の横帯があり、体色が美しくので水族館でもよく飼育される魚です。

ブダイの英名であるParrotfishとはオウムの魚の意味で、歯の形状がオウムの嘴に似ていることが由来です。ブタイの歯は小さな歯がハニカム状に並び、板状に形成された「歯板(しばん)」となっており、その丈夫な歯で藻類がついたサンゴや岩を丸ごとかじりとっているのです。また喉の奥には「咽頭歯(いんとうし)」と呼ばれる第二の歯があり、岩を細かくすりつぶし、藻類を消化しやすくしています。そして排泄時にサンゴや岩は砂となり排出されるのです。サンゴ礁の海底にある白い砂はほとんどがこれらのブダイが噛み砕いたサンゴや岩のなれの果てなのです。

オレンジとターコイズの鮮やかな体色のヒブダイ
横顔が笑っているようなヒブダイ

参考文献

Scarus ghobban” Fishbase 2024年10月20日閲覧

美ら海水族館 | 美ら海生き物図鑑 | ヒブダイ 2024年10月20日閲覧

美ら海水族館 | 美ら海だより | 【すご技生物⑪ 岩をも削るくちばしと 砂を作り出す第2の歯】| (2022年10月3日) 2024年10月20日閲覧

旬菜処びいどろ日記 | 今日の料理90-アーガイの刺身- | (2009年2月24日) 2024年10月20日閲覧

ぼうずコンコンニャクの市場魚貝類図鑑 | ヒブダイ 2024年10月20日閲覧

McGrouther, Mark (2021, January 25) “Bluebarred Parrotfish, Scarus ghobban Forsskål, 1775″ Australian Museum 2024年10月20日閲覧

松浦 啓一「したたかな魚たち」角川新書 pp.149 -151


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