グレビーシマウマ Grévy’s zebra


ロバから進化した最初のシマウマ

エチオピア南部及びケニア北部に生息します。体長240-300cm、肩高140-160cm、体重350-450kgのシマウマ最大種です。耳が丸く大きく、細い縞模様は美しく、特徴的です。シマウマはウマよりもロバに近い動物ですが、グレビーシマウマは系統的にも最もロバに近いシマウマです。化石の調査によりアジア(ウズベキスタン辺)まで分布していたことが研究で明らかになっています。

ヨーロッパ人が発見して古代ローマのサーカスで展示されていましたが、その後1000年以上その存在を忘れられていました。1882年にフランス大統領ジュール・グレヴィーに贈られた一頭が当時知られていたシマウマとは別種であると認められ、大統領にちなみグレビーシマウマと名付けられました。

近年開発による生息地の破壊や乱獲やエサとなる草木の植生の変化により野生種の個体数は僅か1,500-2,000頭までに減少しています。

シマウマの中で一番美しいとされるグレビーシマウマ

参考文献

About Grevy’s Zebra. Grevy’s Zebra Trust. 2024年9月7日閲覧

Grevy’s zebra. Smithsonian’s National Zoo & Conservation Biology Institute. 2024年9月7日閲覧

Grevy’s zebra. Animals, National Geographic. 2024年9月7日閲覧


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