ガイアナカイマントカゲ Northern caiman lizard


水中でワニのように泳ぐトカゲ

南アメリカ北東部、ペルー、ガイアナなどの沼地に生息するトカゲです。全長約100cmですが、最大で120cm、体重は4kgを超えることもあります。背中にはカイマンワニのような、ゴツゴツとした鱗が並び、大きくて赤みががった頭部が特徴です。

水中にいることが多く、短い足を体に寄り添わせ、厚く横に平らな尾を左右に振り、ワニのように泳ぎます。また、強い脚と鋭い爪を使い、木や枝の間を機敏に登ることもできます。トカゲの仲間では珍しく、淡水の巻貝が主食で臼歯のような平らな歯で貝の殻を噛み砕いて中身だけを食べます。

以前は皮革としての利用するために狩猟されていましたが、1970年に保護されてからは、皮の輸出は減少しました。その後、皮革取引用の動物を提供するために捕獲農場が設立され、流通量は少ないですがその革はジャクルシー革として流通しています。日本では印鑑ケースなどに使われます。

参考文献

東京ズーネット | ニュース | ガイアナカイマントカゲを展示しました | (2014年1月24日) 2024年9月15日閲覧

日本皮革産業連合会 | みんなの比較用語辞典 | カイマントカゲ–Jacuruxy Lizard 2024年9月15日閲覧

Rademacher, Ashley (2017, December 1). Caiman Lizard Care And Information. REPTILES. 2024年9月15日閲覧


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