Vicugna pacos (Linnaeus, 1758)

良質な毛を持つ南米のラクダ

体長(頭胴長)約2m、体高(肩高)約0.9 – 1.0m。体重は約50 – 55kg。南米に生息しその数は約750万頭にもなります。

アルパカはラクダ科の動物で、約6000年前に、ペルーのアンデス山脈で食料、燃料、繊維のために家畜化された動物です。原種はピクーニャまたはグアナコと考えられています。特に良質な毛をとるために品種改良されてきましたが、毛は刈り取るまで伸び続け、2年間で地面に届くほどになります。

アルパカには3つの胃があります。食べた草は一つ目と二つ目の胃の中で微生物の働きによって分解され、それを再び口の中に戻して噛み砕き、十分にに噛み砕いてから三つ目の胃に送られて消化されるのです。アルパカがいつもモグモグさせているのはそのためです。また、威嚇や防衛のために唾液を吐きかける習性があり、唾液は口の中に戻した胃の内容物なので強烈な匂いを放ち、相手を遠ざけます。

ラクダ科の進化と分布図

参考文献

ナショナルジオグラフィック | 動物大図鑑 | アルパカ | (2022年8月7日) 2024年9月16日閲覧

国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所 | ラクダ科の国際年2024 | (2024年3月29日) 2024年7月28日閲覧

毎日新聞 | 毎日小学生新聞 | 疑問氷解 | アルパカのツバはなぜくさいの? | (2021年4月13日) 2024年9月16日閲覧

アルパカタウン | アルパカの魅力はコチラ:アルパカが私たちに優しい秘密 2024年9月16日閲覧


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