Taeniura lymma (Forsskål, 1775)
別種だった?青筋のないルリホシエイ
体盤幅35cm の小型のエイで、インド太平洋熱帯域沿岸の浅いサンゴ礁や砂泥地に生息します。その名の通り褐色の背景色に青色の斑点が入ることが特徴です。臆病な性格ですが尾に毒棘を持ち、触れると危険です。満潮時の夜間に捕食活動を行っており、砂を掘って貝、多毛類、甲殻類、小さな底生魚を捕えます。
東南アジアで漁獲される一般的なエイの一つで生鮮、塩漬け、乾燥されたものが市場に流通しています。水族館で展示されることもありますが、繁殖は難しいようです。
2016年には本種とよく似た青色の斑点を持つ個体が新種(学名Taeniura lessoni )として記載されました。この種はルリホシエイにある尾側面の一対の青筋を欠いていることに違いがあります。

参考文献
Bray, D.J. 2017, Taeniura lymma in Fishes of Australia. 2025年4月13日閲覧
“Bluespotted ribbontail ray” Marine species of Thailand, Thai National Parks. 2025年4月13日閲覧
“Taeniura lessoni Last, White & Naylor, 2016” Shark References.com. 2025年4月13日閲覧