Lutjanus kasmira (Fabricius, 1775)
黄色に青筋の仲間たち
体長25cm。インド太平洋に広く分布しています。やや深い水域のサンゴ礁に群れで暮らしており、小さな魚や甲殻類、動物性プランクトンなどを餌にしています。光沢のある黄色い体に4本の水色の縦縞が入るフエダイの仲間で、笛を吹いているように口をとがらせている姿が特徴的です。
日本で見られるフエダイの仲間で模様が似ている種があります。ロクセンフエダイLutjanus quinquelineatusは5本の縦縞が入ります。ベンガルフエダイLutjanus bengalensisは本種と同じく4本の縦縞です。ヨスジフエダイの腹部をよく見ると細く赤い縦縞が入っており、近縁の2種にはないことで区別がつきます。色彩鮮やかな体色から想像できませんが、いずれの魚も食用とされとても美味しいそうです。ヨスジフエダイは刺身やソテー、煮物で食され、高知や南九州、沖縄などで流通しています。

参考文献
海遊館 | 生きものを知る | ヨスジフエダイ 2025年4月13日閲覧
サカナト | <青白い縦帯があるフエダイの仲間>の見分け方 釣りでも出会える重要食用魚? | (2025年1月14日) 2025年4月13日閲覧
土佐料理 旬の鰹がゆく!| ヨスジフエダイ | (2016年9月22日) 2025年4月13日閲覧