Monodactylus argenteus (Linnaeus,1758)
幅広い塩分濃度に対応できます
体長15cm。紅海・インド洋・西太平洋の熱帯域に分布します。幼魚はマングローブが生い茂る汽水域で暮らし、成魚となると海に出ますが、内湾や沿岸にとどまります。
背ビレと臀ビレは上下に伸び菱形のような体型で、光沢のある体色に背ビレは黄色、幼魚は2本の黒色横帯があるのが特徴です。遠縁ではありますがツバメウオと体型や体色が似ていることから小さなツバメウオの意味でヒメツバメウオと名付けられたと考えられます。
アクアリウム業界ではモノダクティルスとして他のヒメツバメウオ属も流通しています。温和な性格で他種との混泳に向いており、サンゴと相性も良い魚です。淡水、海水どちらでも飼えますが、海水の方が長生きするようです。幅広い塩分濃度で生きることから塩分耐性の研究におけるモデル生物となっています。

参考文献
WEB魚図鑑 | ヒメツバメウオ 2025年4月13日閲覧
東京アクアガーデン | お魚図鑑 | ヒメツバメウオ 2025年4月13日閲覧
“Monodactylus argenteus (Linnaeus, 1758)” Atlas of Living Australia. 2025年4月13日閲覧