キジと並ぶ日本を代表する鳥

全長オス125cm、メス55cm。5種あるヤマドリの亜種の一つであり、南九州に生息しています。ヤマドリの中でも特に赤味が強く、名が示す通り腰辺りに白色斑があるのが特徴です。宮崎県の県鳥に指定されています。

ヤマドリはキジ科に属し、ヤマドリ、キジ、いずれも日本の固有種で、生態はよく似ています。オスは体色が明確に違いますが、メスは両種とも全体的に体が黄土色に黒みを帯びた斑があるため見分けにくいです。ヤマドリの方がやや赤味を帯びていること、キジのメスは首辺りまではっきりとした斑文が並ぶことで区別がつきます。

ヤマドリは文字通り山に棲む鳥です。警戒心が強いので滅多に出会うことはありません。あまり鳴きませんが、春先に翼を打ち鳴らしてボトボトボトと聞こえる音を出します。これは母打(ほろうち)と呼ばれる行為で縄張りを主張する際に行います。

オスは尾が長いコシジロヤマドリ

参考文献

エコチル | 【井の頭自然文化園だより】赤い鳥?茶色い鳥?「コシジロヤマドリ」 | (2024年4月8日) 2024年10月13日閲覧

環境省 | 九州地方環境事務所 | 九州いきものリレー④~コシジロヤマドリ~ 【霧島地域】 | (2015年9月30日) 2024年10月13日閲覧

川路 則友「ヤマドリ」Bird Research News Vol.3 No.11 (2006年11月10日), バードリサーチ 2024年10月13日閲覧

YAMAP MAGAZIN | 美しき日本固有種、ヤマドリ|大橋弘一の「山の鳥」エッセイ Vol.2 | 大橋 弘一 (2022年5月18日) 2024年10月13日閲覧

Bird Research | さえずり検索 | ヤマドリ 2024年10月13日閲覧

TAKAO 599 MUSEUM | 鳥類図鑑 | ヤマドリ 2024年10月13日閲覧


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