毒を持たない食用クラゲ
熱帯域・亜熱帯域・温帯域の沿海に分布し、日本近海では主に有明海と瀬戸内海に生息します。傘の直径は40 – 50cm、体重10kgにもなる大型のクラゲです。英名のedibleとは食用のという意味で、毒を持たないので料理に利用されます。特に中華料理では高級食材として扱われ、市場で1尾1万円以上する時もあります。
ビゼンクラゲはクラゲの中でも泳ぐのが速く、真っ直ぐに泳いで行きます。その周りにはクラゲを隠れ家や餌にするたくさんの小型の魚が群がっています。
相模湾産の個体は水色がかっていてスナイロクラゲと呼ばれており、有明海産の個体は触手が赤色で地元ではアカクラゲと呼ばれています。英名でFlame jellyfishとも呼ばれているのは触手が炎のように見える有明海産の個体から名付けられたのでしょう。
参考文献
海遊館 | 海遊館ニュース | 有明海に生息する大型種「ビゼンクラゲ」を展示中! | (2019年7月12日) 2024年7月15日閲覧
スガ・マリンメカニック合同会社/アクアティック・プロ | ビゼンクラゲ | (2023年7月撮影) 2024年7月15日閲覧
よかばんも~柳川 | 柳川日記 | 有明海の珍味クラゲ | (2018年9月3日) 2024年7月15日閲覧
Flame Jellyfish. Exotic Aquaculture. 2024年7月15日閲覧