グリーンイグアナ Green iguana


日本にも生息する?新大陸最大のトカゲ

最大で体長2m、体重5kgになります。メキシコ南部から中央アメリカ、ブラジル、パラグアイにかけて広く分布する新大陸最大のトカゲです。

幼体は鮮やかな緑色、成長するにつれて色が薄くなり、灰黄色に近くなります。樹上性で森林の上層部(冠林)に生息しますが、意外なことに泳ぎも得意で動きも俊敏です。頰のところには丸くて大きな鱗がありますが、これは鼓膜下大型鱗(こまくかおおがたりん)と呼ばれるもので天敵から身を守るための威嚇の役目があると考えられています。まるで大きな目のようでとても目立ちます。

イグアナ類は現在45種います。グリーンイグアナの学名は「Iguana iguana」であり、生息数が最も多くイグアナの代表種です。ペットとしての流通量も多いのですが、成長が早くわずか3年で2m近くに成長するため、飼いきれなくなって捨てられて社会問題化しています。石垣島では捨てられたグリーンイグアナが野生化し繁殖しており、従来の生態系に影響を及ぼす懸念が出てきています。

脱皮を終えたグリーンイグアナ

参考文献

ナショナルジオグラフィック | 動物大図鑑 | グリーンイグアナ | (2014年12月1日) 2024年10月14日閲覧

国立環境研究所 | 侵入生物データベース | グリーンイグアナ 2024年10月14日閲覧

大阪ECO動物海洋専門学校 | 動物飼育ブログ | グリーンイグアナってええなぁ。 | (2019年6月6日) 2024年10月14日閲覧

飼育情報 | エキゾチックアニマル情報室 | グリーンイグアナの品種(緑色じゃないのもいる) | (2024年3月27日) 2024年10月14日閲覧

WWFジャパン | 野生のイグアナを危機に追いやる過剰なペット利用 | (2022年4月27日) 2024年10月14日閲覧

環境省 | 報道発表資料 | 報道発表:石垣市崎枝での要注意外来生物グリーンイグアナの捕獲について | (2013年2月26日) 2024年10月14日閲覧


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