ペットウサギの原種
イベリア半島原産のウサギで、体長35ー50cm、尾長4.5ー7.5cm、体重1.5ー3kg。
野生のウサギは巣穴を作らないノウサギと巣穴を作るアナウサギに大別されます。アナウサギは地中に巣穴を迷路のように張り巡らし集団で生活しています。古くから毛皮をとるため、また食用に家畜化されてきましたが、近年はカイウサギとして品種改良され、ペットとして親しまれています。
アナウサギは様々の絵本に登場しますが、1902年にイギリスで初めて出版された「ピーターラビット」もそのひとつです。作者であるビクトリア・ポターが飼っていた、「ピーター・パイパー」と名付けたアナウサギがモデルとなっています。日本ではネザーランド・ドワーフという品種がモデルだと言われることもありますが、ネザーランド・ドワーフはポター存命中にはイギリスに輸入されていません。
イギリスでは野生のアナウサギが生息していますが、12世紀ごろに食用として持ち込んだウサギが野生化して定着したようです。
参考文献
「大久野島のアナウサギ対策」中国四国地方環境事務所(2020年7月6日) 2024年9月21日閲覧
エコチル | 【城山動物園だより】ウサギにはどんな種類があるの?「カイウサギ」 | (2022年12月12日) 2024年9月21日閲覧
PORTFOLIO | 【映画公開】かわいすぎる!ピーターラビットと美しいイギリス湖水地方の風景 | (2018年5月22日) 2024年9月21日閲覧
“9 Facts About The Tale of Peter Rabbit” Paper and Packaging. 2024年9月21日閲覧
科学技術振興機構サイエンススティーム | 似姿違質「ヨーロッパアナウサギ VS ニホンノウサギ」| (2024年6月1日) 2024年9月21日閲覧