幼魚は枯れ葉にそっくりです
インド洋や西太平洋に生息します。成魚は体長約35cmで最大で45cmになります。季節来遊魚として南日本でもしばしば見られます。
同じツバメウオの仲間であるアカククリと見た目がよく似ています。アカククリはナンヨウツバメウオに比べて口が突き出ていることで見分けがつきます。ツバメウオの仲間は成長段階によって姿を変えことで知られていて、幼魚と成魚の姿が全く異なります。ナンヨウツバメウオの幼魚は赤褐色で捕食されないために枯葉に擬態していると考えられています。一方でアカククリの幼魚は赤く縁取られた黒色で猛毒のヒラムシに擬態していると考えられています。成魚はそっくりですが、幼魚では違いがはっきりとわかります。
参考文献
マリンダイビングWeb | 海のいきもの | 第60回アカククリとツバメさんトリオ~前編 | 山本 真紀 (2019年10月), 後編 (2019年11月) 2024年9月22日閲覧
美ら海生き物図鑑 | ナンヨウツバメウオ 2024年9月22日閲覧
海遊館 | ブログ「海遊館日記」 | その後のナンヨウツバメウオ | (2022年4月17日) 2024年9月22日閲覧