大きなクチバシはわずか15g!
全長約55 – 65cm、体重約500 – 850g。ブラジル周辺の森や川に生息しています。オオハシの仲間は約40種類いるとされていますが、その中で一番体が大きい種です。
オニオオハシの特徴的な黄色いくちばしは体長に占める割合が鳥類最大です。体内の熱を血管を通じて放熱するラジエーターの役割があることが最近の研究でわかりました。こんなに大きいクチバシですが、重さはおよそ15gと非常に軽く、鳥の体重のたった20分の1でしかないので、飛ぶ事には全く支障がありません。クチバシは中心が空洞でその周りが発泡構造。外側はシェル構造で、ケラチンというタンパク質の六角形状の薄板が重なり合ってできています。
星座の巨嘴鳥(きょしちょう)座はオオハシをモチーフにしています。主に南半球で見ることができる南天の星座の一つで、16世紀の終わりから17世紀のはじめに設定された、新しい星座です。
参考文献
札幌市円山動物園 | 動物紹介 | オニオオハシ | (2023年6月8日) 2024年9月15日閲覧
ガラパイヤ | クチバシにラジエーター機能を搭載しているすごい鳥「オニオオハシ」 | (2009年7月27日) 2024年9月15日閲覧
ネイチャーテック研究会 | 軽くて頑丈なオニオオハシのクチバシ | (2013年8月13日) 2024年9月15日閲覧
多摩六都科学館 | 88星座 | きょしちょう座 | (2017年5月6日) 2024年9月15日閲覧
ステラルーム | 南半球の星座 | きょしちょう座 2024年9月15日閲覧