最大のコンゴウインコ
メキシコ南東部からアマゾン川流域にいたる熱帯のジャングルに生息します。体長は80 – 100cm、体重は約1.2 – 1.7kgでコンゴウインコの中で最大でペットとしても人気の鳥です。93年も生きた例もありますが、一般的には40-50年の寿命です。同じく体色が赤い「アカコンゴウインコ(単にコンゴウインコと呼ぶこともあります)」とよく似ていますが、見分け方は目の周りの赤い縞模様が有るのがベニコンゴウインコ、無いのがアカコンゴウインコ、羽の色が濃い赤・緑・明るい青がベニコンゴウインコ、明るい赤・黄・青がアカコンゴウインコとなります。日本での飼育数はベニコンゴウインコの方が圧倒的に多いようです。
人の言葉を真似することが知られていますが、他の地域に住むインコの「方言」も真似をします。他者と同じように発音することで仲間として認められようとしていると考えられています。鳴き声は低いしわがれた叫び声で、キーキー、悲鳴に近い音です。そして叫び声は何マイルのかなたにも届くようになっているそうです。
さてインコとオウムの違いですが、大雑把にいうと体が小さいのがインコ、大きいのがオウムだそうですが、コンゴウインコのようにオウムと同等以上の大きさの種もあるので必ずしも当てはまりません。他に冠羽(かんう)と呼ばれる冠状の飾り羽がついているのがオウム、付いていないのがインコとの見分け方もあります。またインコは色のバリエーションが豊富です。
コンゴウインコの名を冠する鳥は6属17種あります。明確に分類はされておらずコンゴウインコ類と称します。絶滅危惧種も多く、最近ではアオコンゴウインコが野生絶滅(EW)となりました。
参考文献
熊本市動植物園 | 動植物園データベース | ベニコンゴウインコ 2024年9月22日閲覧
バードライフ・インターナショナル東京 | アオコンゴウインコが最近10年で最初の絶滅した鳥に(野生絶滅) | (2018年11月14日) 2024年9月22日閲覧
カラパイヤ | 114歳のインコ、507歳のはまぐり、ネット上で話題となった10の長生き動物 | (2020年11月29日) 2024年9月22日閲覧
ときめく愛鳥図鑑 | コンゴウインコ総合図鑑|Macaw | (2022年1月15日) 2024年9月22日閲覧