小さいパンダも大きいパンダも竹が大好き
体長50 – 60cm、体重5 – 6kg。ブータン・中国・ミャンマー・インド・ネパールの標高1,500 – 4,000mの森林に生息しています。主に竹を食べ、木の葉やドングリなども餌となります。鋭い爪を持ち、木登りが得意で、一日のほとんどを木の上で休息して過ごします。
外見がアライグマやタヌキに似ていることから以前はタヌキ科に分類されていましたが、独立した動物であることがわかり、現在はレッサーパンダのみがレッサーパンダ科に属しています。近年の研究では系統的にスカンク科に近いとされています。
パンダと名が付くジャイアントパンダとは種としてかけ離れています。ジャイアントパンダ発見以前はパンダと呼ばれていましたが、いつの間にかパンダと言えばジャイアントパンダを指すことになり、レッサーパンダパンダは「より小さい」という意味のlesserが名前に付けられました。種は異なりますが、どちらも竹が主食であることが共通です。
生息地や外見的特徴から「シセンレッサーパンダ」と「ネパールレッサーパンダ」の2亜種に分けられます。日本の動物園で多く飼育されているのはシセンレッサーパンダの方です。
参考文献
静岡市立日本平動物園 | レッサーパンダの現状 2024年6月23日閲覧
よこはま動物園ズーラシア| 動物紹介 | レッサーパンダ 2024年6月23日閲覧
中央動物専門学校「animal lab」 | パンダとの違いは? レッサーパンダの生態や歴史について | (2022年12月26日) 2024年6月23日閲覧