子育てのための巣穴堀り
ユーラシア・北アメリカに広く分布するアカギツネの1亜種で、本州・四国・九州の平原・森林・耕作地・農場・村落周辺に生息します。体長50 – 80cm、尾長25 – 40cm、体重4 – 7kg。
野生種は小型哺乳類、小型鳥類、昆虫類を食べています。人里に近い所では、畑の農作物を荒らしたり、家畜のニワトリを襲ったり、残飯を漁ったりします。近年の調査では生息地域が減少していることが分かっています。
穴掘りが得意で、長いトンネルの巣穴を作り,平均3~4頭の子を出産し、育てます。危険を察知すると巣穴をかえ、子をくわえて運びます。餌を探しに出た親が帰るまで子は巣穴近くで待ちます。巣穴を使うのは春から夏にかけての出産から子育てを終えるまでの期間のみで秋には放棄しますが、翌年も再利用することがあるそうです。
参考文献
ホンドギツネ | どうぶつ図鑑 | 京都市動物園 . 2024年6月1日閲覧
“タヌキ、キツネ、アナグマの生息分布調査の結果について” 環境省自然環境局生物多様性センター (2022年09月30日) 2024年6月1日閲覧