原生地では害鳥扱い?

体長約35cm、体重270 – 400g。オーストラリアの固有種で元々は半乾燥地域にのみ生息していましたが、ヨーロッパ人の入植に伴う土地の開墾や穀物の栽培が始まり今ではオーストラリア全域に生息しています。また野生下で個体数が増加している数少ないオウムの一種です。

社会性が強い鳥で、最大で100羽もの群れを作り行動します。餌を食べているときは、1 羽が見張りをし、邪魔されると群れ全体が飛び去ります。また、つがいになると密接な関係を築き、お互いの顔の羽を整えたり、配偶者への愛情を示し、どちらかが死ぬと、とても落ち込みます。

そんなモモイロインコですがオーストラリアでは数が増えすぎたせいで穀物を荒らす存在として害鳥扱いされており、駆除されたり、俗語として「愚か者」や「道化者」の意味として蔑称に使われたりしています。

上半身が鮮やかなピンク色のモモイロインコ

参考文献

Galah. Encyclopedia. Learn. WORLD PARROT TRUST. 2024年6月29日閲覧

Introduction. The Austrarian Galah. 2024年6月29日閲覧

Definition of ’galah’. Collins English Dictionary. 2024年6月29日閲覧


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