砂を綺麗にするハゼ
体長約15cm。インド・太平洋に分布し珊瑚礁域の砂地に生息します。日本では伊豆半島以南、小笠原諸島や琉球列島に生息します。
体色は乳白色で前頭部だけが黄色く、頬には鮮やかなネオンブルーのラインが入っています。約1,500種類いるというハゼの仲間の一つですが、日本の河口に生息しているマハゼと違い、温帯域のハゼは色とりどりで艶やかです。
主に砂の中にいる微小な甲殻類や有機物を餌としていますが、食べ方に特徴があります。餌を含む砂を丸ごと口にふくみ、エラで濾(こ)し取り、砂だけをエラから吐き出して食べるのです。おかげで砂はいつも綺麗に保たれ、アクアリウムのお掃除係のような存在です。またアカハチハゼはペアで巣作りすることでも知られています。石の下にサンゴ礫などを運び、協力しながら巣穴を作ります。
参考文献
DMMかりゆし水族館 | いきもの図鑑 | アカハチハゼ 2024年12月1日閲覧
WEB魚図鑑 | ハゼ科 2024年12月1日閲覧
マリンワールド海の中道 | スタッフブログ | 砂を食べている? | (2020年9月10日) 2024年12月1日閲覧
東京ズーネット | ニュース | ペアで登場、アカハチハゼ | (2016年3月4日) 2024年12月1日閲覧